WEB制作 2026.07.13

ホームページ制作の契約書で確認すべき7つのポイント【著作権・保守・修正回数|2026年版】

ホームページ制作の契約書で確認すべき7つのポイント【著作権・保守・修正回数|2026年版】

「契約書にサインしたけど、後から著作権は制作会社側にあると言われた」

「ソースコードを渡してもらえず、他社でメンテナンスできなくなった」

「解約したらドメインも引き取れないと言われた」

これらはすべて、ホームページ制作契約のトラブルとして実際に起きていることです。

ホームページ制作の契約書は、完成後の権利関係・修正対応・保守範囲・解約条件など、後から絶対に変更できない重要な合意事項を定める書類です。

この記事では、制作契約書で見落としがちな7つのポイントと、実際のトラブル事例、契約前チェックリストを解説します。


目次

この記事で分かること


目次

  1. ホームページ制作の契約書とは
  2. ポイント①著作権の帰属
  3. ポイント②修正・変更の範囲と回数
  4. ポイント③保守・サポートの範囲
  5. ポイント④納品物の定義
  6. ポイント⑤サーバー・ドメインの所有権
  7. ポイント⑥解約・返金条件
  8. ポイント⑦個人情報・機密情報の取り扱い
  9. 契約前チェックリスト20項目
  10. よくある質問
  11. まとめ

本文

ホームページ制作の契約書とは

ホームページ制作の契約書(業務委託契約書)は、発注者(あなた)と受注者(制作会社)の間で交わされる合意書類です。

制作の範囲・費用・スケジュール・著作権・納品物の定義など、後からトラブルになりやすい事項をすべて事前に明文化することで、双方が安心して制作を進められます。

契約書なしでの発注は危険

「信頼できる知人の紹介だから」「小さい案件だから」と契約書なしで発注するケースがあります。しかし、口頭の合意は後から「言った・言わない」のトラブルになります。

特に以下の場合は必ず書面化してください:

では、契約書のどこを確認すればいいのか——7つのポイントを解説します。


ポイント①著作権の帰属

なぜ重要か

著作権とは、制作物を使用・複製・改変・配布する権利のことです。ホームページの著作権が制作会社に帰属すると、以下の問題が発生します:

よくある失敗事例

「契約書に著作権の記載がなかった。3年後に他社でリニューアルしようとしたとき、元の制作会社から『著作権は弊社にある。改変・移転には同意が必要』と言われた」

法律上の原則

著作権法上、著作物の権利は原則として「創作した人(制作会社)」に帰属します。つまり何も書かれていなければ、発注者(あなた)には著作権がありません。

必ずチェックすること:

制作会社に確認する質問:
「著作権は最終的に私(発注者)に帰属しますか?それを契約書に明記してもらえますか?」


ポイント②修正・変更の範囲と回数

なぜ重要か

修正対応の範囲と回数が不明確な契約では、以下のトラブルが起きやすいです:

修正の定義を明確にする

定義方法 内容 注意点
「〇回まで」 修正の回数制限 「1回」の範囲を明確化が必要
「〇時間まで」 作業時間の上限 超過分の単価を事前確認
「無制限」 回数制限なし 範囲(軽微な修正のみなど)を確認

必ずチェックすること:


ポイント③保守・サポートの範囲

なぜ重要か

「保守込みで月〇万円」という契約でも、何が含まれるかが不明確だと、いざ問題が発生したときに「それは範囲外です」と言われてしまいます。

保守契約で確認すべき内容

保守項目 確認事項
WordPressアップデート コア・プラグイン・テーマを含むか
バックアップ 頻度・保存先・保存期間
セキュリティ対応 マルウェア発見時の対応が含まれるか
障害対応 返答・対応完了までの時間(SLA)
コンテンツ更新 テキスト・画像の変更作業が含まれるか
問い合わせ対応 対応時間・方法(電話・メール・チャット)

特に注意すべき点

「ハッキング・感染は保守対象外」という条項

保守契約があっても、セキュリティ被害の復旧は別費用になるケースがあります。「セキュリティ事故の対応は含まれますか?」と直接確認してください。

保守期間の縛り

「最低〇年間の保守契約が必要」という縛りがある場合、途中解約時の費用を確認してください。


ポイント④納品物の定義

なぜ重要か

「納品物一式」という表現では、何を渡してもらえるのかが不明確です。後から「ソースコードは渡せません」「デザインデータはお渡しできません」と言われることがあります。

納品物として確認すべきもの

納品物 必要な理由
完成したWebサイト 公開状態のサイト(当然)
WordPressの管理画面アクセス権限 自社で更新・管理するため
テーマファイル(ソースコード) 他社で保守・改変するため
デザインデータ(Figma・XDファイル) リニューアル時に活用するため
素材データ(使用した写真・ロゴ等) 他媒体への流用のため
プラグインのライセンス情報 有料プラグインを使用している場合

必ずチェックすること:

「ソースコード・テーマファイル・デザインデータを含めて納品してもらえますか?」という質問に明確な返答があるか確認してください。


ポイント⑤サーバー・ドメインの所有権

なぜ重要か

これは最も見落とされやすいポイントのひとつです。制作会社名義でサーバー・ドメインを取得されると、以下のリスクがあります:

サーバー・ドメインに関するルール

方式 メリット リスク
発注者名義で取得 完全な所有権を持てる 自分でサーバー管理が必要
制作会社名義で管理代行 手間がかからない 解約時のトラブルリスクあり

推奨:
ドメインは必ず発注者(自社)名義で取得することを強く推奨します。サーバーは制作会社に管理を任せることは問題ありませんが、移転・解約時にデータ・ドメインを確実に引き渡してもらえるか確認してください。

確認する質問:
「ドメインを自分の名義で取得・管理したいのですが、対応していただけますか?」


ポイント⑥解約・返金条件

なぜ重要か

制作途中で「やっぱりキャンセルしたい」という状況は誰にでも起こりえます。しかし、解約条件が不明確な契約では、以下のトラブルが発生します:

解約条件の確認ポイント

確認項目 内容
着手前キャンセル 費用はどうなるか
着手後・完成前のキャンセル 進捗に応じた費用の計算方法
完成後のキャンセル 返金は可能か
解約通知の期限 何日前までに通知が必要か
継続契約(保守)の解約条件 最低契約期間はあるか

特に保守契約は解約条件を必ず確認してください。

月額契約でも「3ヶ月前通知必要」「年間契約で途中解約は全額支払い」といった条件があるケースがあります。


ポイント⑦個人情報・機密情報の取り扱い

なぜ重要か

ホームページ制作の過程では、会社の売上データ・顧客情報・戦略情報など、外部に漏れてはいけない情報を制作会社と共有することがあります。

また、問い合わせフォームから送信された顧客の個人情報を、制作会社のサーバー経由で受け取る場合もあります。

確認すべき事項


契約前チェックリスト20項目

著作権(4項目)

修正・変更(4項目)

保守・サポート(4項目)

納品物・所有権(4項目)

解約・情報管理(4項目)


まとめ

ホームページ制作の契約書で確認すべき7つのポイントをまとめます。

# ポイント 最重要確認事項
著作権の帰属 「発注者に帰属」が明記されているか
修正・変更の範囲 「1回」の定義と超過費用が明確か
保守・サポートの範囲 何が含まれて何が含まれないか
納品物の定義 ソースコード・デザインデータが含まれるか
サーバー・ドメインの所有権 発注者名義で取得されるか
解約・返金条件 着手後キャンセルの費用計算方法
個人情報・機密情報 情報管理のルールが定められているか

「面倒だから契約書はちゃんと読まない」という判断は、後から数百万円のトラブルに発展するケースがあります。

制作会社側も透明性の高い契約を望んでいるはずです。不明な点は遠慮なく質問し、納得するまで確認してください。


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