「制作会社に相談しようとしているけど、何を準備すればいいか分からない」
「打ち合わせで何を聞かれるか不安…」
ホームページ制作は多くの方にとって初めての経験。「何を決めていないといけないか」「どんな情報を用意すべきか」が分からずに相談に行くと、打ち合わせが噛み合わず、見積もりも提案もズレたものになってしまいます。
この記事では、ホームページ制作の相談前に準備すべきことを項目別に解説します。準備さえ整っていれば、初回の打ち合わせで一気に制作の方向性が決まり、スムーズにプロジェクトが進み始めます。
この記事で分かること
- 相談前に決めておくべきことの全リスト
- 目的・ターゲット・予算・参考サイトの具体的な整理方法
- 初回打ち合わせで何を聞かれるかの予習
- 良い提案を引き出すための情報の伝え方
- 用意しておくと便利な資料・情報
目次
- 相談前の準備が重要な理由
- まず決めること①サイトの目的
- まず決めること②ターゲット顧客
- まず決めること③競合・差別化ポイント
- まず決めること④予算の目安
- まず決めること⑤参考サイト
- まず決めること⑥必要なページ・機能
- 用意しておくと良い資料・情報
- 初回打ち合わせ当日の流れと心構え
- 制作会社に伝えるべきこと・確認すべきこと
- よくある質問
- まとめ
本文
相談前の準備が重要な理由
「まず相談してから考えます」という姿勢で制作会社に行くと、以下のようなことが起きます:
- 「目的が決まっていないので、見積もりが出せません」と言われる
- 曖昧な要件で提案が届いて、自社のニーズと全くズレている
- 後から「こんなことも頼みたかった」が出て、追加費用が発生する
逆に準備が整っていると:
- 初回から具体的な提案・見積もりが出てくる
- 制作会社が自社の課題を正確に理解した提案ができる
- 修正・手戻りが少なく、スケジュールどおりに進む
準備の時間は「制作期間の短縮」と「成果の向上」に直結します。
まず決めること①サイトの目的
ホームページ制作で最初に決めるべきは「何のためのサイトか」という目的です。
目的が明確でないと、制作会社はどんな提案もできません。
目的の例
| 目的カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 集客・問い合わせ | 月の新規問い合わせを〇件増やしたい |
| 採用強化 | 年間〇名の採用応募を増やしたい |
| ブランディング | 会社の認知度を上げて信頼性を高めたい |
| 売上拡大 | 特定商品・サービスの売上を〇%伸ばしたい |
| 既存顧客のサポート | FAQ・資料ダウンロードで対応コストを削減したい |
複数の目的がある場合でも、「最優先の目的」を1つ決めてください。
制作会社は最優先の目的に合わせてサイト全体の設計を行います。優先順位のない要望リストを渡しても、的外れな提案につながります。
目的を整理する質問
自分に問いかけてみてください:
- 「このサイトが成功したら、1年後に何が変わっていてほしいか?」
- 「サイトを通じて、誰にどんな行動を起こしてほしいか?」
- 「今のサイト(または集客方法)で何が足りていないか?」
まず決めること②ターゲット顧客
「誰に向けたサイトか」を明確にすることは、コンテンツ・デザイン・導線設計のすべてに影響します。
「全ての人に響くサイト」は「誰にも刺さらないサイト」になります。
ターゲットの設定方法(ペルソナ)
以下の項目を埋めてみてください:
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 年齢・性別 | 40代・男性 |
| 職業・役職 | 中小企業の経営者 |
| 会社規模 | 従業員10〜30名 |
| 課題・悩み | 新規顧客が増えない・WEBに詳しくない |
| 行動パターン | スマホよりPCを多く使う・メールで連絡する |
| 購買決定のポイント | 費用より成果・信頼性を重視 |
B2B(企業向け)とB2C(一般消費者向け)の違い
| タイプ | ターゲットの特徴 | コンテンツの方向性 |
|---|---|---|
| B2B | 複数の決裁者・論理的判断 | 実績・事例・費用対効果を重視 |
| B2C | 個人・感情的判断も多い | 共感・ビフォーアフター・口コミを重視 |
まず決めること③競合・差別化ポイント
「なぜ自社を選ぶのか」「競合と何が違うのか」を言語化しておきましょう。
この差別化ポイントが、ホームページのキャッチコピー・コンテンツ・強調すべき内容を決めます。
競合調査のやり方
- Google で「業種 地域名」で検索し、上位5〜10サイトを確認する
- 競合のサービス・価格・強み・実績を比較する
- 自社が勝っている点・独自の強みを3つ以上書き出す
差別化ポイントの例
- 「〇〇業界に特化した専門性」
- 「地域密着で素早い対応(24時間以内返信)」
- 「業界最安値保証」
- 「〇年の実績・〇社以上の導入実績」
- 「アフターサポートが手厚い(年中無休対応)」
競合との比較表を1枚作っておくと、制作会社への説明が格段にスムーズになります。
まず決めること④予算の目安
予算をある程度決めておかないと、制作会社は「いくらの提案をすべきか」が分からず、相場から大きくかけ離れた見積もりが出てくることがあります。
ホームページ制作費用の目安
| 規模・目的 | 費用目安 |
|---|---|
| 名刺代わりの小規模サイト(5〜10ページ) | 30〜80万円 |
| 中規模コーポレートサイト(10〜30ページ) | 80〜200万円 |
| 大規模・EC・採用特化サイト(30ページ以上) | 200〜500万円以上 |
| ランディングページ(1ページ) | 15〜50万円 |
| 月額保守費用 | 1〜3万円 |
予算を伝える際のコツ
「予算がバレると高く見積もられる」と思って隠す方がいますが、逆効果です。
予算の範囲を伝えることで、制作会社はその予算内で最大の成果を出す提案ができます。
「〇〇万円程度で考えています。この予算でできることを提案してください」という伝え方が最もスムーズです。
予算が決まらない場合は
まず「3年後にこのサイトで何億円の売上増を期待するか」を考えてみてください。サイトへの投資は広告費と同じです。100万円の投資で年間500万円の新規売上が生まれるなら、ROI(投資対効果)は非常に高いです。
まず決めること⑤参考サイト
「こんなイメージのサイトにしたい」という参考サイトを3〜5件用意しましょう。
言葉で「シンプルで洗練されたデザイン」と言っても、10人が違う解釈をします。URLで見せることが最も確実な伝え方です。
参考サイトの選び方
- デザインのイメージ:色・フォント・レイアウトが好みに近いサイト
- 機能・構成:「こんなページ構成にしたい」という参考サイト
- 競合以外から選ぶ:業界が違っても、イメージが合えばOK
- 気に入らない点も伝える:「このデザインは好きだが、このカラーは嫌い」という情報も価値がある
参考サイトが見つからない場合
- Awwwards(世界の優れたWEBデザイン集)
- Pinterest(デザインの参考になる画像が豊富)
- Behance(デザイナーのポートフォリオサイト)
自社と同業種の競合サイトをいくつかブックマークして「こういうサイトが多いが、差別化したい」という情報も参考サイトの代わりになります。
まず決めること⑥必要なページ・機能
大まかなページ構成と必要な機能を整理しておきましょう。
標準的なページ構成(コーポレートサイトの場合)
- 必須ページ:トップ・サービス/事業内容・会社概要・お問い合わせ
- 集客強化:実績/事例・お客様の声・料金・ブログ
- 採用強化:採用情報・社員インタビュー
- 信頼性向上:よくある質問(FAQ)・プライバシーポリシー
機能のチェックリスト
| 機能 | 必要性の確認 |
|---|---|
| お問い合わせフォーム | ほぼ必須 |
| 資料請求フォーム | 必要な場合あり |
| ブログ/お知らせ機能 | コンテンツSEOに重要 |
| 採用エントリーフォーム | 採用強化に必要 |
| 多言語対応(英語など) | 海外顧客がいる場合 |
| EC機能(カート・決済) | 物販がある場合 |
| 予約・ 予約システム連携 | 飲食・美容・医療等 |
| 会員機能・ログイン | B2Bサービス等 |
| アクセス解析設定 | 全サイト推奨 |
「あったらいいかも」という機能を全部入れようとすると予算が跳ね上がります。「公開時点で必須の機能」に絞り、後から追加できる機能は一旦外しましょう。
用意しておくと良い資料・情報
打ち合わせに持参または共有しておくと、話が大幅にスムーズになる資料です。
企業・サービス情報
- 会社パンフレット・会社案内(あれば)
- 現在のロゴデータ(AI・EPS・SVG形式が理想)
- スタッフ写真・会社写真(あれば)
- サービスの説明資料・価格表
競合・市場情報
- 競合他社のURLリスト(3〜5社)
- 自社の強み・差別化ポイントのメモ
- ターゲット顧客の特徴(ペルソナ)
既存サイト情報(リニューアルの場合)
- 現在のサイトURL
- 現在のドメイン・サーバー情報
- Googleアナリティクスのアクセスデータ
- 現在のサイトの問題点・改善したい点のリスト
初回打ち合わせ当日の流れと心構え
初回打ち合わせの一般的な流れ
- 自己紹介・アイスブレイク(5分)
- 現状のヒアリング(15〜30分):現在の集客状況・課題・解決したいこと
- 希望のヒアリング(15〜20分):目的・ターゲット・参考サイト・予算・スケジュール
- 制作会社からの説明(10〜20分):実績・制作プロセス・費用の考え方
- 質疑応答・次のステップの確認(10分)
打ち合わせで聞かれる主な質問
- 「なぜホームページを作ろうと思ったのですか?」
- 「今の集客はどのような方法でしていますか?」
- 「サイトを通じてどんなお客様に来てほしいですか?」
- 「公開後、どんな状態になっていれば成功と言えますか?」
- 「参考にしているサイトはありますか?」
- 「予算感・スケジュールの目安はありますか?」
正直に話すことが最善
「予算は少なく見せたい」「競合の情報は隠したい」という気持ちは理解できますが、正直に全情報を伝えた方が良い提案が返ってきます。
制作会社は守秘義務を持ってヒアリング情報を扱います。特に競合情報・売上データなどは「守秘義務(NDA)を前提に話す」と一言添えれば問題ありません。
制作会社に伝えるべきこと・確認すべきこと
相談時に必ず伝えること
- 「サイトの最優先目的(集客・採用・ブランディング等)」
- 「ターゲット顧客の特徴」
- 「競合との差別化ポイント」
- 「予算の目安(〇〇万円〜〇〇万円)」
- 「希望する公開時期・スケジュール」
- 「参考サイトのURL(3〜5件)」
相談時に必ず確認すること
- 「過去の実績を見せてもらえますか?」(URLで確認)
- 「SEO対策はどこまでやってもらえますか?」
- 「公開後の保守・サポート体制はどうなっていますか?」
- 「著作権は最終的に私に帰属しますか?」
- 「修正回数・追加費用の条件は?」
- 「制作はすべて社内で行いますか?外注はありますか?」
まとめ
ホームページ制作の相談前に準備すべきことをまとめます。
| 準備項目 | 内容 |
|---|---|
| ① 目的の明確化 | 何のためのサイトか・最優先の目的は何か |
| ② ターゲット設定 | 誰に来てほしいか・どんな行動をしてほしいか |
| ③ 競合・差別化 | 競合サイト3〜5社のURLと自社の強み |
| ④ 予算の目安 | 〇〇万円〜〇〇万円という範囲を決める |
| ⑤ 参考サイト | デザイン・構成のイメージが伝わるURL3〜5件 |
| ⑥ 必要ページ・機能 | 公開時点で必要なものに絞って整理する |
| ⑦ 手元の資料 | ロゴ・写真・サービス説明資料を用意する |
準備が整っている発注者ほど、制作会社から良い提案が出てきます。
逆に「何も決まっていないけどとりあえず相談したい」という状態でも大丈夫です。良い制作会社は一緒に目的・ターゲット・優先順位を整理するヒアリングをしてくれます。
まずはこの記事のチェックリストを参考に、できる範囲で準備を進めてみてください。
無料PDFチェックリスト
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