「ホームページを作ったのに、問い合わせが一件も来ない」
「300万円払ったのに、2年も経たないうちにリニューアルが必要になった」
「完成後に制作会社へ連絡しても、返信が来なくなった」
これは、ツタワルに相談いただいた実際のお客様の声です。
ホームページ制作の失敗は、ほぼ例外なく「制作会社選びのミス」から始まります。費用が安く見えても、成果が出なければ最終的にコストは高くつきます。
この記事では、ホームページ制作で失敗する会社の特徴を10個に絞り、契約前に必ず確認すべきポイントをチェックリスト形式でまとめました。発注前に5分かけて確認するだけで、数百万円の失敗を防げます。
この記事で分かること
- ホームページ制作で失敗する会社に共通する10の特徴
- 各特徴ごとの「失敗事例」と「見分け方」
- 契約前に使えるチェックリスト25項目
- 本当に成果が出る制作会社の選び方
目次
- ホームページ制作で失敗する会社に共通すること
- 特徴①実績が少ない・見せない
- 特徴②ヒアリングをしない・浅い
- 特徴③見積もりが不透明
- 特徴④SEOを考えていない
- 特徴⑤更新しづらい仕組み
- 特徴⑥保守対応が弱い
- 特徴⑦修正回数の定義が曖昧
- 特徴⑧契約書の内容が不明確
- 特徴⑨担当者がよく変わる
- 特徴⑩公開後のサポートがない
- 失敗しないための契約前チェックリスト25項目
- よくある質問
- まとめ
本文
ホームページ制作で失敗する会社に共通すること
ホームページ制作の失敗は「完成してから気づく」ことがほとんどです。
よくある失敗パターンは3種類に集約されます。
| 失敗パターン | 内容 | 気づくタイミング |
|---|---|---|
| 見た目だけの制作 | デザインは綺麗でも成果が出ない | 公開後3〜6ヶ月 |
| 機能不足・使いにくい | 更新できない・表示が遅い | 公開直後 |
| 関係解消・放置 | 連絡が取れなくなる | 公開後1年以内 |
これらの失敗に共通するのは、「制作会社のゴールがサイトの完成になっている」という点です。
本来、ホームページのゴールは「問い合わせを増やす」「売上につなげる」「採用を強化する」といったビジネス成果のはず。そこまで責任を持つ会社かどうかが、最大の選定基準になります。
では、失敗する制作会社の特徴を1つずつ確認していきましょう。
特徴①実績が少ない・見せない
よくある失敗事例
「ポートフォリオが1〜2件しかなく、クオリティが想像以上に低かった」
「実績ページを見せてほしいと言うと、”守秘義務がある”と言われた」
見分け方
- 実績ページに10件以上の事例がある
- 実際に稼働中のURLが確認できる
- 自社と近い業種・規模の実績がある
- 制作後の成果(問い合わせ数UPなど)を掲載している
解説
実績を「見せない」会社には理由があります。
- 公開許可をもらっていない(契約管理が雑)
- 実績が少なく、実は初心者レベル
- 以前の実績が古すぎてトレンドに対応できていない
また「10年の実績」という表現にも注意が必要です。10年前の技術と2026年の標準は別物です。WordPressのバージョン・Core Web Vitals対応・モバイルファーストなど、最新のWEB標準に対応しているかを直接確認しましょう。
確認ポイント:「最近半年以内の実績を3件見せてください」と聞いて、すぐ答えられない会社は避けましょう。
特徴②ヒアリングをしない・浅い
よくある失敗事例
「初回打ち合わせがほぼなく、すぐに見積もりが届いた。完成品は自社のことを何も理解していないサイトだった」
「担当者がこちらの業界を全く知らず、表面的な提案しかなかった」
見分け方
- 初回ヒアリングが1時間以上ある
- 競合サイト・参考サイトの調査をしてくれる
- ターゲット・目的・成果指標を明確にする工程がある
- ヒアリングシートや事前アンケートがある
解説
ヒアリング不足の会社が作るサイトは、見た目がどれだけ良くても「伝わらないサイト」になります。ホームページの役割は「お客様に選ばれること」だからです。あなたのビジネスの強み・ターゲット・競合との違いを深く理解していなければ、正しいコンテンツを設計できません。
質の高いヒアリングでは、こんな質問が来ます:
- 「今の集客課題は何ですか?」
- 「問い合わせにつながっているのはどんなお客様ですか?」
- 「競合と比べたときの御社の強みは何ですか?」
- 「3年後にどんな状態になっていたいですか?」
これらの質問がない制作会社は、あなたのビジネス成果より自分たちの制作作業を優先しているサインです。
特徴③見積もりが不透明
よくある失敗事例
「最初は80万円と言われたのに、公開直前に追加費用が発生して最終的に150万円になった」
「”一式”という表記で何が含まれるか不明なまま契約してしまった」
見分け方
- 見積もりが項目別に詳細に記載されている
- 追加費用が発生するケースが契約前に説明される
- 「一式」という曖昧な表記がない
- ドメイン・サーバー費用が別途明記されている
解説
「一式〇〇万円」という表記には注意が必要です。何が含まれているかが不明確なため、後から「それは含まれていませんでした」と言われるリスクがあります。
見積もりで必ず確認すべき項目:
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ページ数 | 何ページが含まれるか |
| 修正回数 | 何回まで含まれるか |
| SEO対策 | どこまでが含まれるか |
| 月額保守費用 | 月額費用が別途発生するか |
| サーバー・ドメイン | 含まれるか・別途費用か |
| 素材費用(写真・イラスト) | 含まれるか・別途か |
| SSL(https対応) | 含まれるか |
費用が安い制作会社は、後から追加費用が発生するケースが多いです。見積もりは初期費用ではなく、公開後1年間の総費用で比較する習慣をつけましょう。
特徴④SEOを考えていない
よくある失敗事例
「制作会社にSEOのことを聞いたら『良いコンテンツを作れば自然に上がります』と言われた。公開後2年経っても検索流入はゼロ」
「SEO対策込みで依頼したのに、タイトルタグもメタ説明も全て同じ内容だった」
見分け方
- 内部SEO対策(タイトルタグ・メタ説明・見出し設計)の説明がある
- サイトマップの作成・Googleへの送信を行っている
- ページ表示速度(Core Web Vitals)への対応がある
- モバイルファーストデザインを前提にしている
- 構造化データ(FAQスキーマ等)の実装がある
解説
「良いサイトを作ればGoogleに評価される」は半分だけ正しい話です。内容が良くても、技術的な基盤(内部SEO)が整っていなければ検索上位には表示されません。
2026年現在、SEOで必須の技術的対応:
① タイトルタグの最適化
各ページに適切なキーワードを含むタイトルを設定。全ページが同じタイトルのサイトは論外です。
② メタディスクリプションの設定
検索結果に表示される説明文。クリック率(CTR)に直接影響します。
③ 構造化データの実装
FAQページ・パンくず・ローカルビジネス等の構造化データにより、Googleがサイト内容を正確に理解できます。
④ Core Web Vitalsへの対応
LCP(表示速度)・FID(インタラクティブ性)・CLS(視覚的安定性)の3指標がGoogle検索順位に影響します。
⑤ モバイルファーストインデックス対応
2024年からGoogleはモバイル版サイトを優先的にインデックスしています。スマートフォンで見やすいサイトが前提条件です。
制作会社に「内部SEO対策は何をしてくれますか?」と聞いたとき、具体的な答えが返ってこない場合は要注意です。
特徴⑤更新しづらい仕組み
よくある失敗事例
「更新のたびに制作会社に連絡して費用が発生する。ブログを月1本書くだけで毎月2万円かかっている」
「独自CMSのログインが分からなくなり、担当者が退職したら手も足も出なくなった」
見分け方
- WordPressなど、自分で更新できるCMSを採用している
- 更新方法のレクチャー・マニュアルが提供される
- テキスト・画像の差し替えは自分でできる
- スタッフが変わっても対応できる管理画面になっている
解説
ホームページは「作って終わり」ではありません。スタッフ紹介の更新、新サービスの追加、ブログの投稿、キャンペーン情報の掲載——こうした日常的な更新作業は必ず発生します。
その都度、制作会社に依頼して費用が発生する仕組みでは、ランニングコストが膨らみ続けます。
2026年現在、WordPressは世界シェア約43%を誇るCMSです。使いやすく、プラグインが豊富で、社内スタッフが自分で更新できる環境を最短で構築できます。
一方、独自CMSや特定会社しか更新できないプロプライエタリなシステムは以下のリスクがあります:
- 制作会社が廃業・縮小したら更新もメンテナンスも不可能になる
- 担当者が退職したら社内誰も更新できなくなる
- 他社に移行するときに一からリニューアルが必要になる
「このサイト、自分で更新できますか?」という質問を必ずしてください。
特徴⑥保守対応が弱い
よくある失敗事例
「サイトが突然表示されなくなった。制作会社に連絡したら『それは保守の範囲外です』と言われ、別途10万円かかった」
「WordPressのバージョンが古いままで、ハッキングされてスパムサイトになっていた」
見分け方
- 月額保守プランの内容が明確に定義されている
- WordPress・プラグインの定期更新を行っている
- バックアップの頻度・保存先が決まっている
- 障害発生時の対応時間(レスポンスタイム)が明確
解説
WordPressサイトのセキュリティ対策は必須です。2026年現在、WordPressの脆弱性を狙った攻撃は毎日発生しており、保守なしで放置されたサイトへの影響は深刻です。
保守なしで放置したサイトに起こるリスク:
- マルウェア感染:ウイルスが仕込まれ、訪問者に被害が及ぶ
- スパム配信の踏み台:サーバーが悪用される
- サイト改ざん:コンテンツが書き換えられる
- Googleの警告表示:「このサイトは危険です」と表示され、訪問者が激減する
復旧に数十万円かかったケースは珍しくありません。月額1〜3万円の保守費用は「保険」です。保守なしで初期費用を抑えても、後からの復旧費用でトータルコストが跳ね上がるケースが非常に多いです。
特徴⑦修正回数の定義が曖昧
よくある失敗事例
「修正は3回まで、という契約だったが、デザインの方向性が合わず何度も修正が必要になった。超過費用が30万円以上かかった」
「”1回の修正”が「1箇所」のことで、ページ全体の修正は「複数回」にカウントされた」
見分け方
- 修正回数の定義が明確になっている
- 修正の「1回」が何を指すか説明される
- 超過した場合の費用が事前に明示されている
- ワイヤーフレーム確認などの段階的なプロセスがある
解説
修正回数の制限自体は珍しくありませんが、問題は「1回の修正」の定義が曖昧なケースです。
質の高い制作会社の修正管理フロー:
- ワイヤーフレーム(設計図)の確認 → OKが出てからデザイン着手
- デザインカンプの確認 → OKが出てからコーディング着手
- コーディング後の最終確認 → テスト環境で全ページ確認
このように段階的に確認することで、大きな手戻りが発生しにくい仕組みになっています。
一方、最初から完成品を見せて「修正は3回まで」という会社は、後から追加費用を請求するビジネスモデルになっている可能性があります。
契約前に「修正の進め方を図で説明してください」と依頼しましょう。
特徴⑧契約書の内容が不明確
よくある失敗事例
「契約書が2ページしかなく、著作権の帰属が書かれていなかった。公開後に制作会社が『著作権は弊社にある』と主張してきた」
「解約時にソースコードを渡してもらえず、他社でのメンテナンスが不可能になった」
見分け方
- 著作権の帰属(発注者か制作会社か)が明記されている
- 納品物の内容(ソースコード含むか)が明確
- 解約・返金条件が記載されている
- ドメイン・サーバーの所有権が明確になっている
解説
ホームページ制作における著作権トラブルは年々増加しています。注意すべきポイントは以下のとおりです。
| 項目 | リスク内容 |
|---|---|
| 著作権 | 制作会社帰属の場合、他社への移転・改変が困難になる |
| ソースコード | 納品物に含まれないと、他社でのメンテナンスが不可能 |
| ドメイン所有権 | 制作会社名義で取得されると、廃業時に失う可能性がある |
| サーバー契約 | 制作会社経由の場合、解約時にサイトごと消滅する危険がある |
特に「著作権は弊社に帰属します」という条項が入った契約書には要注意。リニューアルや他社への依頼変更が著しく困難になります。
「著作権は発注者(私)に帰属すると契約書に明記してほしい」と必ず伝えてください。
特徴⑨担当者がよく変わる
よくある失敗事例
「途中から担当者が3回変わり、毎回ゼロから説明し直す羽目になった。仕様が引き継がれず、最終的に全く違う仕様のサイトが納品された」
「実は制作をすべてフリーランスに外注していたと後から判明。そのフリーランスが連絡不能になった」
見分け方
- 担当者の名前・連絡先が契約書に明記されている
- 変更があった場合の引き継ぎ体制が明確
- 制作は社内で完結しているか(外注の有無)
- 代表者が案件に関与している
解説
担当者変更が多い会社には構造的な問題があります。
- 離職率が高い:組織が不安定で、人が定着しない
- 丸投げ外注:表向き制作会社でも実態は仲介業者
- 品質のバラつき:スキルに個人差があり、担当によって品質が変わる
特にフリーランスへの丸投げを行っている会社は、フリーランスが急に連絡不能になった際に、制作会社側も責任を取れない状態になります。
「社内でのみ制作していますか?外注はありますか?」と直接確認しましょう。
特徴⑩公開後のサポートがない
よくある失敗事例
「公開後は完全放置。Googleアナリティクスの設定が間違っていたが、誰も指摘してくれなかった」
「問い合わせが全く来ないと伝えたら、『SEOに時間がかかる』という回答だけで改善提案は何もなかった」
見分け方
- 公開後の効果測定設定(GA4・Search Console)を行っている
- 公開後1〜3ヶ月のフォローアップがある
- データを見た改善提案(CTA変更・導線改善など)がある
- 相談・質問に対応する窓口がある
解説
ホームページは「公開がゴール」ではなく、「公開がスタート」です。
- Googleがサイトを認識・評価するまで3〜6ヶ月かかる
- 最初から完璧な成果は出ない
- データを見ながら継続的に改善する必要がある
公開後のサポートがない制作会社に依頼すると、改善のPDCAが回せず、成果が出ないまま放置されてしまいます。
良い制作会社は、公開後も「このページの直帰率が高いので、CTAを変えてみましょう」といった具体的な改善提案をしてくれます。
失敗しないための契約前チェックリスト25項目
以下のチェックリストを活用して、制作会社との契約前に確認してください。
実績・信頼性(5項目)
- [ ] 実績ページに10件以上の事例がある
- [ ] 実際に稼働中のサイトURLを確認できた
- [ ] 自社と近い業種・規模の実績がある
- [ ] 会社の所在地・代表者名が公式サイトに明記されている
- [ ] Googleのレビューや口コミを確認した
ヒアリング・提案力(5項目)
- [ ] 初回ヒアリングが1時間以上あった
- [ ] 競合調査・ターゲット設定の提案があった
- [ ] 成果指標(KPI)の設定を一緒に考えてくれた
- [ ] こちらの課題を正確に理解した提案書があった
- [ ] ヒアリングシートや事前アンケートがある
費用・契約(5項目)
- [ ] 見積もりが項目別に詳細に記載されている
- [ ] 追加費用が発生するケースが事前に説明された
- [ ] 著作権の帰属が契約書に明記されている
- [ ] 修正回数と「1回」の定義が明確になっている
- [ ] ドメイン・サーバーの所有権が明確になっている
技術・品質(5項目)
- [ ] 内部SEO対策の内容が具体的に説明された
- [ ] WordPressなど自分で更新できるCMSを採用している
- [ ] モバイルファーストデザインに対応している
- [ ] Core Web Vitalsへの対応がある
- [ ] SSL対応(https)が含まれている
保守・サポート(5項目)
- [ ] 月額保守プランの内容が明確
- [ ] 公開後のフォローアップ体制がある
- [ ] 障害発生時の対応時間(レスポンスタイム)が明確
- [ ] 定期バックアップの仕組みがある
- [ ] 担当者が変わった場合の引き継ぎ体制がある
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まとめ
ホームページ制作で失敗する会社の特徴を10個振り返ります。
| # | 特徴 | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| ① | 実績が少ない・見せない | 実績URLを3件確認する |
| ② | ヒアリングをしない | ビジネス課題への理解度を確認する |
| ③ | 見積もりが不透明 | 全項目・追加費用の条件を確認する |
| ④ | SEOを考えていない | 内部SEO対策の具体的な内容を聞く |
| ⑤ | 更新しづらい仕組み | WordPressかどうか確認する |
| ⑥ | 保守対応が弱い | 月額保守プランの内容を確認する |
| ⑦ | 修正回数の定義が曖昧 | 修正フローを図で確認する |
| ⑧ | 契約書の内容が不明確 | 著作権・納品物を契約書で確認する |
| ⑨ | 担当者がよく変わる | 外注の有無・引き継ぎ体制を確認する |
| ⑩ | 公開後のサポートがない | 公開後のフォロー内容を確認する |
制作会社選びは、ホームページの成果を左右する最重要な判断です。「安い」だけを基準にせず、「成果まで責任を持つ会社か」を見極めてください。
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